【薬局経営】薬機法改定後の調剤薬局【事務のピッキング】

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薬機法改定後の調剤薬局【薬のピッキング】

今年の4月に薬機法が改定され、いままでグレーゾーンだったことがはっきりと薬剤師以外がしてよいことと悪いことに別れました。

薬のピッキングについては薬剤師でなくても「ピッキングをして良い」ということになりました。昔からうちの調剤薬局では事務がピッキングをしていましたが、調剤する薬剤師と監査する薬剤師を別々の人がやることによってダブルチェックを行ってきました。

薬剤師がピッキングをしているところは、調剤した薬剤師がそのまま投薬に行ってしまうことが多いようです。つまり「ピッキングは薬剤師がピッキングしたのだから間違いはないだろう」という前提です。

今回の薬機法改定で事務がピッキングをしてよいと明確化されたことで、事務がピッキングした薬剤を薬剤師が調剤してそのまま投薬に向かうことが可能になったということです。

しかし手放しでは喜べないでしょう。それは事務のピッキングの精度が薬剤師のピッキングより低い傾向にあるからです。中にはミスをしない素晴らしい事務の方もいますが。

ではどうやってこの問題を解決すれば良いのでしょうか?

ピッキングをミスしないための方法

ピッキングをミスしないためには・・・やはり機械の力を借りなければいけないでしょう。

ピッキングシステムで1番シェアがあるのが「ミスゼロ子」(HPはこちら)です。また最近シェアを広げているのが「ピッキングサポートシステム NEW PORIMS」(HPはこちら)です。

うちの調剤薬局でも、どちらを導入しようか迷っていました。ネットを色々検索しているうちにこんなレポートを発見しました。レポートはこちら

このレポートを見てみると錠剤の取り間違いは「0ゼロ」になったという報告があります。また計数ミスも処方せんの余白に実際の錠剤の個数を記入することでほとんど間違いがなくなった、と報告があります。

また社長に決済を取るためには、このレポートはかなり説得力があると思います。そんな理由でうちの薬局では「ピッキングサポートシステム NEW PORIMS」を導入することを決めました。

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業務でのピッキングサポートシステムの使い方

さて、導入は決まったものの、実際にどんなふうに「ピッキングサポートシステム NEW PORIMS」を使っていくかを決めなければいけません。

うちのグループでは全店舗に同時に導入するのではなく、まず1店舗をモデルケースとして導入することにしました。

現在は ピッキング(事務)→調剤(薬剤師1)→監査(薬剤師2)→投薬(薬剤師3)となっています。さらに具合の悪いことに、この薬局は2階建てで調剤と監査は2階で行っていました。つまり1つの調剤に薬剤師が3人も!関与していたのです。

この時間のロスを無くせないものかと以前から考えていましたが、調剤と監査を別々の薬剤師が行うダブルチェックをやめられないという反対勢力もあり、なかなか実現できていませんでした。

薬機法の改定と「ピッキングサポートシステム NEW PORIMS」とで、やっと光明が見えてきました。ピッキングサポートシステムを導入すれば、基本的には薬の取り間違いはOゼロになりますので、

ピッキング(事務)→1階に調剤のカゴを降ろす→調剤(薬剤師1)→投薬(薬剤師1)と大幅に薬剤師の関与を減らすことに成功しました。

まだ、始めたばかりでどの位時間が短縮できたか統計を取っていませんが、また統計が出たら報告したいと思います。

またユヤマの担当の方に聞いた話では、以前はピッキングした時に「ピッキングサポートシステム NEW PORIMS」を使ってチェックしていたが、その方法だと処方せんの入力が終わるまでピッキングを待たなければいけないので、現在は、今まで通り入力中にピッキングをしておいて、入力とピッキングが終わった時点で「ピッキングサポートシステム NEW PORIMS」でチェックをする方法が主流とのことでした。この方法はピッキングのミスだけでなく処方せんの入力ミスも発見できるそうで、一石二鳥になるとのことでした。入力をミスしていた場合、正しい薬剤をピッキングしていたら、間違いのアラートが出るためです。

これからの計数調剤(まとめ)

今後はピッキングサポートシステムを使った計数調剤が主流になるでしょう。薬剤師としては、やはり事務がピッキングしたものに不安がないわけではありません。その不安を解消してあげるのも経営者の役目だと思います。

うちの薬局ではこれから統計をとるのでどうなるか分かりませんが、岡山大学附属病院では、薬剤の取り間違いは0ぜロだったということからも、このピッキングシステムの精度の高さがわかるかと思います。

2020年の調剤報酬改定でも、薬剤師の業務は対物から対人に向けてシフトいていくように調剤報酬の点数が割り振られていくようです。

これからの薬剤師は180度視点を変えて、機械で出来るものは機械に業務を行ってもらうようにしていかないと、中小の薬局は吸収合併されてしまい生き残っていけないでしょう。

ちなみにユヤマさんの「ピッキングサポートシステム NEW PORIMS」は60回リースで月々25.000円前後と非常にリーズナブルな価格になっていますので、小さな薬局でも導入することは可能でしょう。この機械で調剤のピッキングミスがなくなると思えば(ついでに入力ミスも)安い買い物だと思えます。