デザレックス錠とビラノア錠の違いは?

薬・病気の情報

今年はデザレックス錠の自主回収があり、花粉症のシーズンに間に合わないようです。ビラノア錠やルパフィン錠を処方する医師が多いかと思われますが、デザレックス錠とビラノア錠の違いは何があるのでしょうか。投薬の際の参考になればと思います。

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食事の影響と用法の違い

デザレックス錠は食事に左右されないお薬です。食後でも空腹時でも、いつ飲んでも大丈夫です。

ビラノア錠は食後に飲むと、最高血中濃度が60%ダウン、AUCは40%ダウンすることが知られています。なのでビラノア錠は空腹時に飲まなければいけないお薬です。

服用時間は薬を飲む患者さんにとっては重要です。「あ、飲み忘れちゃった」と言って、すぐ飲めるデザレックス錠、「空腹じゃないから飲めないや」というビラノア錠。この違いは患者さん取っては大きな違いになります。

またビラノア錠はグレープフルーツと相互作用があり、グレープフルーツジュース240mlを飲んだ場合最高血中濃度は40%ダウン、AUCは30%ダウンしたという報告があります。

この違いにより、ビラノア錠よりデザレックス錠を処方する医師が多かったように感じられます。

眠気の副作用の違いは?

眠気に対する副作用はどうでしょうか?花粉症の患者さんは若年の患者さんも多くいます。

デザレックス錠はクラリチン錠の代謝活性体の薬なので、もともとクラリチン錠自体が眠気の少ない抗アレルギー薬です。デザレックス錠も傾眠の副作用は2%未満となっています。わずかですが眠気の副作用が出るため、車の運転には注意するよう患者さんに呼び掛けた方が良いでしょう。

ビラノア錠も眠気の副作用は1%未満となっており、ほとんど眠気の副作用は出ませんが、こちらも車の運転の注意の呼びかけはしておいた方が良いでしょう。

このように、眠気の副作用の違いはデザレックス錠もビラノア錠もほとんど無いということが分かります。

効き目はどちらがあるのか?

皮膚症状(かゆみ、腫れ)においては、ビラノア錠の方がデザレックス錠(ルパフィン錠)よりも、早く、強力に効果が現れることが報告されているようです。ビラノア錠は効果が現れるまでに1時間しか掛からなかったが、デザレックス錠は4時間掛かったという報告があります。また、かゆみに関しても、ビラノア錠はプラセボに対して効果があったが、デザレックス錠はプラセボと効果に差がなかったとも報告しています。

原文

まとめ

花粉症に関しては、どちらも効果があり、食事に関係なく飲めるデザレックス錠に軍配が上がるようです。

しかし、皮膚症状に関しては、ビラノア錠の方に軍配が上がるようです。

今期はデザレックス錠が不在になりますので、ビラノア錠が処方されることも多いと思います。

患者さんには、空腹時に飲んでもらうよう十分な服薬指導が必要ですね。例えば、朝食前で処方されている患者さんには、飲み忘れて食事を摂ってしまったら、その後2時間は時間を空けてビラノア錠を飲むように指導したり、また、いつも飲み忘れてしまう患者さんには、朝起きたらすぐ服用しても大丈夫ですよ、などと服薬指導することが重要かと思います。

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