OD錠ってなに?【メリットとデメリットを薬剤師が解説】

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OD錠ってなに?【メリットとデメリットを薬剤師が解説】

OD錠を処方された患者さん「前回から錠剤がOD錠に変更になったんだけど今までと何が変わったのかな。」

こんな疑問にお答えします

この記事を書いた人

・薬剤師歴26年目の調剤薬局に勤務する薬剤師
・LINEのオープンチャット「【薬剤師】による健康相談」を主催

この記事の内容

  1. OD錠とは
  2. OD錠のメリット
  3. OD錠のデメリット

OD錠とは

OD錠とは

口腔内崩壊(Orally Disintegrating)のことです

メーカーによってはレディタブ錠、ザイディス錠という名前もあります

口腔内崩壊錠の特徴

  • 水なしで飲める
  • 口の中で溶かしてから飲める
  • 甘い味がついている

OD錠のメリット

OD錠のメリット

水なしで飲める

外出先で水などがないときでもお薬を飲むことができます

最初に発売されたときのメリットはこれでした

口の中で溶かしてから飲める

錠剤が飲みこめない患者さんは飲むのが楽になります

実際は口中で溶かしてから水などで飲み込む
というのがポピュラーな飲みかたです

甘い味がついている

キプレスチュアブルはダークチェリー味でお子様に人気の味です

薬によっては甘い味のものもあります

OD錠のデメリット

OD錠のデメリット

水なしで飲める

薬が舌や歯ぐきにくっついてしまい口内炎などになることがあります

必ず水などで飲みこむようにしましょう
メリットがデメリットにもなります
ご老人の場合唾液がへっていて口の中が乾燥しています

甘い味がついている

口の中で錠剤が溶けたときに甘い味がにがてな患者さんもいます

対策としては薬が溶ける前に水で飲みこんでしまうことです

吸湿性が高い(しけやすい)

しけやすいお薬のため一包化(ワンドーズ)するとボロボロになってしまうことがあります

現場ではこのようなことはありませんが、90日分とかで処方してもらっていて一包化(ワンドース)している患者さんには注意ですね
「薬が袋の中でボロボロになってしまう」
などと患者さんから相談を受けたら、普通錠に変更するなどの対策が必要です。

患者さんによってはメリットにもデメリットにもなる特徴があります

患者さんの生活背景をよく聞いて、その患者さんにあった服薬指導を心がけましょう
  

OD錠の服薬指導

OD錠の服薬指導

  • 口の中で溶けてしまうが必ず飲み込むように指導する
  • 飲み込めたかよくわからない、という患者さんには水などで飲むように伝える
  • わざわざ溶かさなくても、そのまま水などで飲んでもOK

OD錠以外で口の中で溶ける薬

OD錠以外で口の中で溶ける薬

ODフィルム錠:ボグリボースODフィルム

薬が薄いフィルムになっています
舌の上に載せて溶かしてから飲む、というお薬です
自分が試しに飲んでみたところ溶けたかどうかわからなかったので、

必ず水などで飲むように服薬指導した方がよいでしょう

ザイディス錠:ジプレキサザイディス錠

OD錠と作り方が違うためザイディス錠という名前が付けられています
OD錠と比べて錠剤がやわらかく、ヒートシートから出すときに指で押し出そうとすると割れてしまいます

必ずシートをめくって錠剤を取り出すように服薬指導しましょう

チュアブル錠:キプレスチュアブル錠

チュアブル錠は必ず口の中で噛み砕いたり、溶かしてから飲まなければいけない薬です
噛み砕いたり、溶かさないで飲むと吸収が悪くなってしまいます
このことをお母さんによく説明しておくとよいでしょう

キプレスチュアブル錠は「ダークチェリー味」で子供には人気の味の薬です

OD錠の服薬指導まとめ

  • 小児や嚥下困難な高齢者には飲みやすい薬
  • 腎臓が悪く水分接種制限のある患者さんにも水分なしで飲める
  • 必ず飲み込まないと口内炎などの副作用がおきる
  • チュアブル錠は噛み砕いたり、溶かしてから飲み込むように服薬指導

今日からの服薬指導に役立ててください

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