パキシル錠の離脱症状【現役薬剤師が体験談をもとに解説】

精神科 薬・病気の情報

スポンサードサーチ

パキシル錠の離脱症状【現役薬剤師が体験談をもとに解説】

この記事を書いた人
パキシル錠をのみはじめて20年
最大1日20mgをのんでいたが、いまは1日5mgをのんでいる

パキシル錠をのんでいる患者さん「パキシル錠には離脱症状があるって聞いたことがあるけど、どんな症状が起きるのかな。」

こんな悩みに答えます

  1. パキシル錠の離脱症状
  2. 実際にわたしが経験した離脱症状
  3. パキシル錠を減量・断薬する方法

パキシル錠の離脱症状

パキシル錠の離脱症状

パキシル錠の離脱症状として知られているもの

  • めまい
  • 知覚症状(ちかくしょうじょう)
     音に敏感になる
     ピリッと静電気がおきたような感覚
  • 耳鳴り
  • 睡眠障害
     眠れなくなる
     悪夢をみる
  • 不安
  • 焦燥(しょうそう):なにもおきていないのにあせる
  • 興奮:ハイテンションになる
  • 意識障害(いしきしょうがい)
     会話ができなくなる
     眠りがちになる
  • 吐き気・下痢
  • 振戦(しんせん):手足がふるえる
  • 錯乱(さくらん):考えがまとまらなくなる
  • 発汗(はっかん):なにもしていないのに大量に汗がでる
  • 頭痛

パキシルの離脱症状はさまざまな症状があります

しかし全部の症状がでるわけではありません

ある患者さんは眠れなくなったり、
ある患者さんは考えがまとまらなくなったりします

離脱症状は脳内のセロトニンが減ったことが原因でおきます

急に薬を飲むのをやめると脳の中のセロトニンも急にへってしまいます

セロトニンがへるのを少しづつにして

体を慣らしながらパキシル錠の量をへらしていかなければいけません

スポンサードサーチ

実際にわたしが経験した離脱症状

実際にわたしが体験した離脱症状

わたしの経験した離脱症状は4つあります

  1. 焦燥感
  2. 胸がゾワゾワする
  3. 急に頭の中がゾワーってなる
  4. 指先に静電気がおきたような感じ

焦燥感

焦ってしまいなにも考えられなくなる
という状態まではならなかったのですが
「集中できなくなる」といった方がわかりやすいかも

胸がゾワゾワする

言葉で伝えにくいのですが
胸さわぎがするに近いのでしょうか
やはり落ち着かない感じです

急に頭の中がゾワーってなる

これも言葉で伝えにくいのですが
髪の毛が逆立つ感じといえばいいのでしょうか
実際に頭をさわってみてもなにもおきていません
朝がた寝ている時、朝おきたあとにこの症状がよくでました

指先に静電気がおきたような感じ

2〜3日に1回この症状がでました
最初は静電気かと思いましたが
水で手を洗ったときにおきたので知覚過敏かな?と思いました

わたしはパキシル錠を最大20mg 1日1回朝食後に飲んでました

それをパキシル錠CR10mg(1日中効いているように改良された錠剤)に変更
  ↓
1年後パキシル錠10mg錠に変更
  ↓
1年半後パキシル錠5mgに変更
  ↓
パキシル錠5mgを3年飲みつづけてから薬の量をへらしました
  ↓
去年パキシル錠を飲むのをやめようと思い立ち1ヶ月間1日おきにのみました

1ヶ月たっても離脱症状はでませんでした

大丈夫だと思い飲むのをやめました

飲むのをやめてから1週間がたったころから離脱症状がではじめました

最初は離脱症状だとは思っていませんでした

とくに指先の電気がはしるピリッとした感覚

「なにもさわってないのに静電気がおきることもあるんだな」

くらいに思ってました

離脱症状がではじめてから1週間くらいがたち

さすがにこれはおかしい

と思い考えてみると

パキシル錠の離脱症状ではないか?

と考えパキシル錠5mgを再度飲みはじめました

症状はでなくなりました

これがわたしの体験した離脱症状です

現在はパキシル錠5mgを1日1回朝食後にのんでいます

パキシル錠を減量・断薬する方法

パキシル錠を減量・断薬する方法
パキシルの添付文書には下記の記載があります

本剤の減量又は投与中止に際しては、以下の点に注意すること。
・突然の投与中止を避けること。投与を中止する際は、患者の
状態を見ながら数週間又は数ヵ月かけて徐々に減量すること。
・減量又は中止する際には5mg錠の使用も考慮すること。
・減量又は投与中止後に耐えられない症状が発現した場合には、
減量又は中止前の用量にて投与を再開し、より緩やかに減量
することを検討すること。

海外において、1日量10mgずつ1週間間隔で減量し20mgで
1週間投与継続し中止する漸減法を実施した臨床試験を集計し
た結果、漸減期又は投与中止後に観察された有害事象の頻度は
30%、プラセボ群は20%であった。さらに10mgまで減量する漸
減法を実施した7~18歳の患者が対象の試験では本剤32%、プラ
セボ群24%であった。

パキシル錠を減量するばあいは何ヶ月もかけて減量していくのがふつうです

例えばパキシル錠40mgを飲んでいる患者さんのばあい

2〜4週間後 パキシル錠30mgに変更
  ↓
2〜4週間後 パキシル錠20mg変更
  ↓
2〜4週間後 パキシル錠10mg変更
  ↓
2〜4週間後 パキシル錠5mg変更
  ↓
2〜4週間後 パキシル錠を飲むのを中止

というスケジュールで行う方法もあります

期間は離脱症状がでるかでないかで長くなったり短くなったりしますのであくまで目安です

わたしは最後のパキシル錠5mg→中止のところで離脱症状がでてしまいました

ですから現在も5mgを飲みつづけています

仕事が落ちついたら、また断薬にチャレンジしたいですね

その時はパキシル錠5mgを1日おき→2日おき→3日おき

のような感じで飲む日数をへらしていきたいと考えています

飲んでいる薬を勝手に飲むのをやめてしまうと思わぬことがおきることがあります

自分で判断せず必ず医師または薬剤師に相談するようにしてください

関連記事

パキシル錠を飲むと太るのはなぜ?【原因と対策を薬剤師が解説】