【現役薬剤師が解説】薬剤師が転職で失敗しないためのたった1つのこと

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薬剤師が転職で失敗しないためのたった1つのこと【現役薬剤師が解説】

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  • タカヒロ:薬剤師歴26年目の現役薬剤師。自身は転職経験はないが、今までに何十人もの転職希望の薬剤師の面接を担当してきた。転職希望の薬剤師からの面接時のヒアリングや入社した後の話などを聞いた経験により失敗しない薬剤師の転職を応援している。転職する薬剤師がブラック薬局などに転職して転職が失敗に終わることが無いように記事を書いている。

悩んでいる薬剤師:ご主人の転勤があって今の薬局を退職しなければならないわ。引越し先は離れているし、初めて転職するし・・・失敗しないで転職できる方法はないかな。

最初の転職は分からないことだらけだし、緊張もすると思います。
まずは転職前にやっておくことを3つだけ紹介します。
たった3つだけで良いので転職の準備として以下の項目をやってもらえれば転職の準備は完了です。どれもお金は掛からず無料で出来ますので試してみるだけでも損は無いと思います。

  1. 薬剤師が転職する時何すれば良い?
  2. 転職先は病院・調剤薬局・ドラッグストアのどれが良い?
  3. 失敗しない転職サイトはどこが良いのかな?

薬剤師が転職する場合、自力で転職先を探すことは難しいです。

時間があれば1つ1つの薬局や病院に電話をかけて薬剤師を募集しているか確認をすればいいのですが、勤務体系や給与など面接してみるまでわからないことが多くあります。面接して「やっぱり、この薬局合わないな」と思い、また1から転職先を探すのは大変です。

ますは転職サイトに登録しましょう!

まずは転職サイトに登録して勤務体系や給与など自分の希望を話して、その条件に会う病院や薬局を探してもらったほうが時間の節約になります。

薬剤師が転職する時何すれば良い?

薬剤師が転職する時何をすれば良い?
転職を考える時に一番不安になることは、転職した後の職場の雰囲気や人間関係だと思います。これは面接の時にある程度現場の人と話してみないことにはわからない部分があります。面接の前に転職先の病院や薬局について出来る限り情報を集めておいたほうが良いでしょう。

しかし、自分で1件1件病院や薬局を探して、電話をして条件を聞いていてはとてもではありませんが時間が足りません。まずは、病院や薬局の条件が自分の希望の条件に合う所を専門の業者に調べてもらいましょう。

転職サイトに登録するのは無料でできます。そして転職サイトはいくつもあります。各転職サイトごとに特徴がありますので、まずは良さそうな所2〜3件に登録してみてはいかがでしょう。なぜ2〜3件に登録するかというと、転職サイトごとに持っている薬局の情報が違うからです。不動産屋で家を借りる時をイメージしてもらえれば分かりやすいかと思います。

例えば
Aの転職サイトは 病院A、B、Cと薬局A、B、Cという6つの情報を持っています。
Bの転職サイトは 病院B、D、Eと薬局A、D、Eという6つの情報を持っています。

あなたの条件に合う病院がA、薬局がEだった場合、どちらかの転職サイトにしか登録していなかった場合は情報が1つしか得られませんが、両方の転職サイトに登録していればAの転職サイトからはA病院の情報、Bの転職サイトからはEの薬局の情報を2つの病院と薬局の情報が得られて、あなたに選択肢が生まれます。

ですから転職サイトは1つだけではなく、最低でも2〜3の転職サイトに登録したほうがより多くの情報が得られて選ぶことが出来る様になります。

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転職先は病院・調剤薬局・ドラッグストアのどれが良い?

転職先は病院・調剤薬局・ドラッグストアのどれが良い?
では転職先はどこがいいのでしょう。一般的には病院・調剤薬局・ドラッグストアの3つになります。今働いている仕事に不満がなければ、転職先も同じ業種にしたほうが良いでしょう。3種とも薬剤師という仕事は同じですが業務の内容は恐ろしく違います。それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

病院で働くメリットとデメリット

【 メリット 】

  1. 入院中の患者さんと話ができる
  2. カルテを見ることが出来る
  3. 他職種と交流が持てる

1、入院中の患者さんと話ができる

患者さんが良くなって退院していく姿、また状態が悪くなり最悪の場合死に遭遇することもあります。しかし薬剤師として入院中の患者さんと話が出来ると言う事はとても有意義な経験となるでしょう。
特に臨床の場を経験することはその後の薬剤師人生にとって宝物になるかも知れません。

2、カルテを見ることが出来る。

これは調剤薬局やドラッグストアで働いていては決して見ることのできない情報です。カルテを見ることが出来れば、患者さんの状態をより詳しく把握出来る様になります。
特に病名がわかる、検査結果が見れると言うことは病院薬剤師にとっての最大のメリットになるでしょう。

3、他職種と交流が持てる

病院の中には医師をはじめとして看護師・放射線技師・看護助手・理学療法士・保健師・ケアマネージャーなど色々な職種の人達が働いていますので、話をすることが容易に出来ます。
最近では調剤薬局で在宅を行なっている所は訪問看護師さんと話す機会が多くなりましたが、病院薬剤師にはかないません。

【 デメリット 】

  1. 給料が安い
  2. 当直がある

1、給料が安い

昔からですが、病院の給与は安いです。当直をすれば調剤薬局やドラッグストアを超えるかもしれませんが、夜は救急の患者さんが多く仮眠も取れないような病院も多くありますので面接の際に詳しく聞いておいたほうがいいでしょう。給料が安くても臨床の経験を積みたいという薬剤師は沢山いますので、志がある方には良い職場です。

2、当直がある

先程も書きましたが、当直があるのは病院だけです。また入院患者さんがいるため日曜祝日またはGW・お盆休み・お正月など関係なくシフトで勤務することになります。この点はドラッグストアも一緒です。
また当直明けでも勤務しなければいけないシフトもあると思いますので、病院で働くには体力勝負ということがいえるかもしれません。
調剤薬局のみ日祝日は休みを取りやすいです。

調剤薬局で働くメリット・デメリット

【 メリット 】

  1. 日曜・祝日が休みの薬局が多く生活リズムが狂いにくい
  2. 外来で通院している患者さんと話が出来る
  3. 在宅で患者さん宅にお邪魔するので患者さんがどんな生活をしているか分かる

1、日曜・祝日が休みの薬局が多く生活リズムが狂いにくい

勤務時間も日中が多いし、日曜・祝日も休みの薬局が多いため、規則正しい生活が出来ます。そのため自分の趣味に当られる時間が取れるので、公私の生活を両立させたい人には良いでしょう。

2、外来で通院している患者さんと話が出来る

病院では入院している患者さんと話ができますが、外来で通院している患者さんにとは話が出来ません。病院では残念ながら外来で通院している患者さんには服薬指導をしないからです。
その点調剤薬局では外来で通院している患者さんがメインの患者さんなので、色々と話を聞くことが出来ます。近所の患者さんと仲良くなれるのもメリットで「かかりつけ薬剤師」にもなり安い環境にあります。

3、在宅で患者さん宅にお邪魔するので患者さんがどんな生活をしているか分かる

在宅で患者さんのお宅にお邪魔すると、今まで見えてなかったものが見えてきます。例えば患者さんがどの様に薬を飲んでいるかです。寝る前の薬を枕元にセットしている患者さんが割といます。緑内障の目薬もお風呂に入る前につけることが多いので洗面所に置いておく患者さんが多くいます。
またヒートを1錠づつ切り離して1回分づつまとめて袋に入れておく患者さんも多く見かけます。
このように患者さんのお宅に行くと、その患者さんの日常生活が見えてくるので薬局で出来なかったアドバイスを沢山することが出来ます。在宅に行った薬剤師はほとんどが「患者さんに1歩近づけた気がする」と話すのはこのためだと思います。

【 デメリット 】

  1. 門前のクリニック・診療所の診療科によって薬局で扱う薬に片寄がある
  2. カルテを見れないので患者さんから話を聞いて情報収集するしかない
  3. 薬局内に少ない人数しか職員がいない場合人間関係が悪くなると転職するか耐えるしかない

1、門前のクリニック・診療所の診療科によって薬局で扱う薬に片寄がある

門前のクリニックが皮膚科や耳鼻科、または眼科などの場合は処方される薬が限られます。そうするとその診療科の薬には詳しくなれるのですが、他の科の薬にはなかなか詳しくなれない、ということになります。支店があれば移動などで他の薬局に行ける可能性もありますが、1店舗しかない場合は自分のスキルアップが出来なくなり、転職するしかないという状況になってしまいます。就職や転職する際に、その薬局が色々な科の処方箋を受けているか確認したほうが良いでしょう。

2、カルテを見れないので患者さんから話を聞いて情報収集するしかない

これは逆の見方をすれば、「患者さんとのコミュニケーション能力が鍛えられる」と考えることも出来ます。なかなか自分の事を話してくれない患者さんに対して何とか話してもらおうと、創意工夫することで薬剤師としてのコミュニケーションスキルが上がっていきます。しかし、カルテが見れる病院薬剤師のほうが患者さんの状態を把握するという意味では勝ち目はないでしょう。

3、薬局内に少ない人数しか職員がいない場合人間関係が悪くなると転職するか耐えるしかない

調剤薬局の規模にもよりますが、薬剤師2名事務1名などの小さな薬局の場合は一度人間関係が悪くなると修復が難しいと思いますので、ストレスを溜めながら働くよりも転職を選んだほうが良いことになります。
もう一人の事務の方と仲が良ければ耐えられる可能性もありますが、経営者がもう一人の薬剤師で事務と自分が雇われている場合、こういった構図になりやすいと思います。しかし人の悪口を言うのは人間として良いことではないので、さっさと転職をして良い環境で働きましょう。

ドラッグストアのメリット、デメリット

【 メリット 】

  1. OTC(市販薬)を売ることが出来る
  2. 転職をせず薬剤師以外の職業につくことが出来る

1、OTC(市販薬)を売ることが出来る

ドラッグストア一番のメリットはOTC(市販薬)を売ることが出来ることでしょう。調剤薬局でもOTCを扱っている店舗はありますがドラッグストアに比べると種類はほんのわずかです。ドラグストアでお客さんから薬の相談をされて、それにあった薬を販売する。という医師の介入がなく薬を選ぶことが出来ますので、その点ではやりがいがあると思います。
また、OTCの売り上げが上がれば薬剤師としてお客さんの役に立っているという証になりますので、やりがいもあります。

転職をせず薬剤師以外の職業につくことが出来る

将来エリアマネージャーやさらに本部勤務になることで薬剤師以外の職種につくことも可能です。
これはやる気があればエリアマネージャーなどになって、何店舗かを受け持つことによってマネジメントを学ぶことも出来るし、さらに上を目指して本部長などになれば経営戦略を考えることになりますので、経営を学びたいという方にもドラッグストアは選択肢の中に入ってくるかと思います。

【 デメリット 】

  1. 薬剤師以外の仕事もしなければいけない
  2. 調剤する機会が少ない
  3. 転勤やヘルプが多い

1、薬剤師以外の仕事もしなければいけない

店舗にもよると思いますが、場合によっては商品の仕入れや管理、棚のレイアウトやポップの作成、さらにはレジ打ちなど、ドラッグストアで行う全てのことを行うことになるかもしれません。
もちろん調剤業務以外を学びたい人にとってはメリットになります。
ドラッグストアで働いている薬剤師からよく聞くのはOTCの商品の陳列などをやっている時に「何で俺こんなことやってんだろう」と思うことがよくある、という話です。ドラッグストアの転職を希望する場合はこれらも考慮した方が良いでしょう。

調剤する機会が少ない

ドラッグストアは調剤薬局に比べてやはり調剤をする回数が少ないです。調剤薬局であれば最低でも30〜40枚は処方箋の調剤をしますがドラッグストアとなると店舗によっては1日0枚などもあるかも知れません。
OTCを販売することに生きがいを見出せれば問題ありませんが、処方箋の調剤をしたい場合は転職に注意が必要です。

転勤やヘルプが多い

ドラッグストアは大手になる程転勤が多くなります。新卒の募集要項にも書いてあるのですが、転勤OKの方が給与が高いです。どうしてもドラッグストアで働きたいけど転勤はしたくないという方以外は病院や調剤薬局を選んだ方が良いでしょう。
またヘルプというのは近くの店舗で欠勤などが出た場合、その店舗の近くの店舗からお手伝いに行くことです。
朝急に電話がかかってきて「○○さん、今日は○○店にヘルプお願い」とお願いされます。ヘルプ自体は悪く無いのですが、あなたの1日のリズムが大幅に狂わされる事になります。また慣れない店舗へのヘルプの場合は緊張もするだろうし、いつもよりより大きなストレスが襲いかかってくる事でしょう。
ラウンダーというヘルプ専門のような募集もありますので、興味のある方は調べて見てはいかがでしょう。

以上のように病院、調剤薬局、ドラッグストアそれぞれのメリット・デメリットがありますので、よく考えて選ぶようにしましょう。

個人的なお勧めは私も長年働いている調剤薬局です。

地域密着を目指すなら調剤薬局かドラッグストアでしょうね。

失敗しない転職サイトはどこがいいのかな?

失敗しない転職サイトはどこが良いのかな?

最初にも話しましたが、転職サイトは大手の方が良いです。

それは大手の方が求人情報を沢山持っているからです。
沢山の求人情報を持っているということは、それだけ選択肢が多くなりますので選べる薬局が増えます。

逆に大手でない転職会社は求人情報が少ないところもあります。転職会社の担当者も転職してもらわないと報酬が発生しませんので、手持ちの求人情報の中から無理やり転職させようとしますので、最悪の場合、お勧め出来ない職場を勧められでハズレの職場に押し込まれてしまうかも知れません。

ですから、最初の転職の時は大手の転職サイト何社かに登録して、自分の条件を提示して、何社か紹介してもらうという方が選択肢が増えて良いです。

また面接が2〜3社決まっている時は、最初の会社が良くても面接は全部受けてよく考えて下さい。面接する方の心理として、最初に受けた会社と最後に受けた会社の印象が同じくらいの場合、最初の会社を選んでしまう傾向があります。心理学で脳は最初に紹介されたものを良いと感じてしまうことが分かっているからです。一番最初に面接を受けた会社が本当に良いのか、じっくりと考えなければいけません。

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失敗しない転職のために転職前にやっておく1つの事

失敗しない転職のために転職前にやっておく1つの事
長々と説明しましたが転職の際に薬剤師がやっておくことはたった1つだけ

転職サイトへの登録です

転職サイトも色々あってどこに登録すれば良いのか分からない方もいると思いますので、大手の転職サイト3社を紹介しておきます。3社とも手数料は無料です。

1、薬剤師のための無料転職相談 「マイナビ薬剤師」

2、薬剤師転職の王道!エムスリーキャリア

3、薬剤師の求人・転職なら「ファルマスタッフ」

とりあえずはこの3社に登録して自分の転職条件を提示して見て下さい。
それでも良い条件の病院・薬局がなければ、別の転職会社に登録するのも良いでしょう。
各社とも登録は無料になりますので、登録するだけでも全然OKです。

薬剤師が転職前にやっておくべき3つのこと

薬剤師が転職前にやっておくべき3つのこと
転職をしなければいけない時は

  1. 薬剤師が転職する時はまず転職サイトに登録しよう
  2. 転職先は病院・調剤薬局・ドラッグストアのどれにするか考える
  3. 失敗しない転職サイトはどこが良いのかな3つの大手にまずは登録

まずはここまでやっておけば良いでしょう。
引越しの場合は引っ越してから面接を受ける場合と引越し前に面接を受けて引越しした後すぐに働き始める場合の2パターンがありますので、自分に会った方を選びましょう。

この記事を読んだ方の転職がうまくいきますように。

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