調剤薬局に転職したけど、なかなか仕事が覚えられず若い薬剤師や事務から軽蔑の目で見られている気がする。薬局長はいい人なんだけど・・・
これってイジメなのかな?
こんな悩みに答えます。
調剤薬局はせまい調剤室で1日中働いています。
ちょっと相手の嫌なことが気になると、それがいじめになってしまう場合もときおり見かけます。
あ、申し遅れました。私は調剤薬局で28年目の薬剤師あらたかです。
調剤薬局でのイジメの現状
調剤薬局ではイジメはほとんどありません。
しかし人間関係が悪くなることはあります。
人間関係が悪くなったのを放置しておくとイジメに発展してしまうので気をつけましょう。
調剤薬局でのいじめ
いじめているつもりはなくても、ちょっとしたきっかけでいじめが始まることがあります。
自分でも気をつけて、いじめの原因にならないようにしましょう。
いじめで1番多いのは陰口
休んでいる人の悪口を言う人がいます。そして悪口を言う人は決まっています。
あなたも身に覚えがあるのではないでしょうか?
ついつい休んでいる人のうわさ話をしてしまうことが・・・
悪いうわさ話は楽しいものです。
悪いところは直接本人に話して、絶対に本人のいないときは止めておきましょう。
その他にもイジメはたくさんあります
- 仕事の粗捜し→できないレッテル
- 無視・仲間はずれ→陰で笑いモノにする
- パワハラ→暴言・暴力、理不尽な要求、仕事の妨害
- モラハラ→人格を否定される
- マタハラ→妊娠したら退職しなくてはいけない雰囲
自分が合わないようにするには自分でコントロールできませんが、他人をいじめないようにすることは自分でコントロールできます。
あなたがいじめの原因にならないように気をつけてください。
調剤事務からのイジメ
調剤報酬に関することは事務のほうが詳しいです。
「こんなことも知らないの(笑)」
「それってやばくないですか?」
「薬局では常識ですよ(笑)」
様々な言葉であなたをバカにしてきます。
無視できる強いハートがあれば問題ありません。
やっかいなのは薬局長に相談しても「〇〇さんは長いから・・・」と薬局長でも太刀打ちできない事務の人です。
薬局長からのイジメ
薬局長からはパワハラを受けることが多いです。
特に体育会系の薬局長の場合は、パワハラまがいのことを言ってきます。
本人に悪気がないのタチが悪い・・・
薬局長からいじめに会うことは稀ですが、万が一イジメにあった場合は秒で転職しましょう。
イジメまではいかないが人間関係は悪くなりやすい
薬局は閉鎖された空間です。
毎日同じ顔で同じ仕事をくりかえす調剤薬局の仕事。
ちょっとした自分のイライラを解消するために他人を攻撃してきます。
これが繰り返されることによって人間関係が悪くなることが多くあります。
イジメは動物の本能
動物の集団の中には必ずイジメられ役がいます。
1匹をイジメることで、群れが1つにまとまるからです。
その1匹が死んでしまった場合、新たにイジメられ役が選ばれます。
これと同じで人間も集団になるとイジメられ役が必要になります。
しかし人間には理性があリますので、イジメがおこる確率は低いです。
そのためイジメまではいかなくても人間関係が悪くなることは多くあります。
調剤薬局でいじめにあったら時の対処方法
あなたが実際にいじめにあったり、人間関係が悪くなってしまった場合どのような対処をすれば良いのでしょうか?
相手を好きになること
「好意の法則」というものがあります
あなたが人間関係が悪くなってしまった人のことを好きになりましょう。
自分に好意を持ってくれる人に対して嫌いになることは少ないです。
最初は嫌がられるかもしれませんが、あなたに好意を持ってくれるかもしれません。
薬局長に相談する
何店舗かある場合は薬局長に移動を相談。
雰囲気が悪いことを相談しても、何も対策をしない薬局長のほうが多数です。
他の理由をつけて移動を相談してみましょう。
例えば他の店舗が在宅をやっていれば「在宅をやってみたい」ということで移動を相談してみます。
薬局長がイジメや雰囲気の悪い事情を知っていれば移動しやすくなります。
いじめに耐え続ける
イジメに耐えても人間関係はよくなりません。
断言しますがいじめの加害者を変えることは100%不可能です。
耐えるとイジメはエスカレートします。
1番悪いのがイジメに耐え続けることです。
何をしても状況が変わらない場合は秒で転職しましょう。
イジメが原因で転職しても問題なし
人の悪口を言ったりイジメをおこなう人が変わることはありません。
職場に1人でもいる場合は転職しても問題なしです。
あなた以外の人がターゲットになっていたとしても、いつあなたがターゲットにされるかわからないからです。
解決されない場合は秒で転職
イジメに対しての対処方法を一通りやってみても解決されない場合は転職すべきです。
もちろん転職理由に「イジメが原因」と書いてはいけません。別の理由をつけてでも転職しましょう。
転職すれば人間関係の悩みから解放される
人の悩みの90%は人間関係です。
せまい薬局内で人間関係が悪くなると毎日が地獄。
そして1度悪くなってしまった人間関係が回復することはほとんどありません。
解決できるのは転職することです。
「転職先でまた人間関係が悪くなったらどうするの?」
という疑問もでてくるでしょう。
対策は、転職先の面接時に職場の雰囲気をよく見ることです。雰囲気が悪かったらたとえ良い条件でもあきらめましょう。
条件の良い転職先は、なかなか決まらなかったり、すぐに辞めてしまったりで条件が良くなっていったのです。
何か原因があるから辞める薬剤師がいますので「前の薬剤師はなんで辞めたのですか?」など面接で確認するのも重要です。
面接時のチェックポイント
✅誰も挨拶してこない
✅薬局長が質問に明確に答えられない
✅事務が馴れ馴れしく話しかけてきた
✅調剤室が散らかっている
✅患者さんへの投薬がぎこちない
何かおかしいな?と思ったときは、良い条件の職場でも断る勇気が必要です。
転職先での面接時に注意すること
まずは職場の雰囲気を確認
- 職員は明るく挨拶を返してくれるか
- 患者さんへの投薬の様子はどうか
- 面接する人の話し方や聞き方はどうか
まずは3つをチェック。
面接の前後に待合室で仕事の様子を見せてもらいましょう。
見学時のチェックポイント
✅患者さんへの話し方は威圧的ではないか。
✅1人だけよく話している人はいないか。
✅テキパキと動いているか
✅待合室内の清掃は行き届いているか
✅患者さんがいるのに話している人はいないか
何年も同じ職場で働くことになるかもしれない人たちです。
ここで見誤ってしまうと、あとで後悔することになります。
しっかりと観察しましょう。
調剤薬局の薬剤師がいじめを受けた時|まとめ
- いじめられていると思ったらいじめの種類を確認
- 移動願いを相談したり、自分を変えてみる
- 何も変わらなかったら転職する
初めて調剤薬局に転職した場合は、まず自分が下手に出ることが大切です。
チェックポイント
✅教えてもらう立場なので他の職員には下手にでましょう。
✅偉そうな態度をとっているだけでイジメや陰口の対象になってしまいます。
✅自分の行動に対して相手がどう思うかを考えることで、いじめを予防することができます。
相手の気持ちに立って考えることを常に意識して生きましょう。
相手を思いやる心が、あなたの人生をきっと良くしてくれます。