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薬剤師の年収を上げるための3つの資格を紹介

薬剤師の年収を上げるための3つの資格を紹介

薬剤師の国家試験に合格したけれど、キャリアアップのためにはどんな資格を取ればいいのかな?

こんな悩みに答えます。

年収アップのためにとるべき資格3つ

✅研修認定薬剤師

✅認定実務実習指導薬剤師

✅健康サポート薬局研修

あらたか
あらたか

こんにちは、あらたかです!調剤薬局・ドラッグストアで働く薬剤師が取っておくべき資格は3つです。どれも薬局の利益アップにつながる資格なので年収アップにつながりますよ。

研修認定薬剤師

研修認定薬剤師

研修認定薬剤師のメリット

かかりつけ薬剤師になることができます

かかりつけ薬剤師になることは薬剤師として患者さんからの信頼を得るための第一歩です。(現在はかかりつけ薬剤師になるのも一長一短ありますが)あなたが患者さんだったら、ただの薬剤師に相談するよりも、きちんと勉強をした研修認定薬剤師に相談することを選ぶでしょう。

かかりつけ薬剤師のメリット

✅ 調剤報酬がアップする

✅ 患者さんから休日・夜間も薬の相談に応じることができる

✅ 毎回、自分が投薬することができる

調剤報酬がアップする

・かかりつけ薬剤師ではない ⇨ 服薬管理指導料 43点(430円)

・かかりつけ薬剤師 ⇨ かかりつけ薬剤師指導料 76点(760円)

指導料の差が330円もあります。調剤報酬で330円はとても大きな数字です。

例えば、毎月2000枚の処方せんを受け付けている調剤薬局。そのうち1000人の患者さんに、かかりつけ薬剤師をお願いされていたとすると。330,000円の利益アップにつながります。

330円x1000人=330,000円

年間にすると330,000円x 12ヶ月=3,960,000円となりかなり大きな額となるんです。この数字を経営者に見せれば、自分が他の薬剤師よりも薬局に貢献していることをアピールできるので、昇給につながります。

転職の際にも、自分が受けていた、かかりつけ患者さんの数をアピールすることで採用されやすくなります。かかりつけ患者さんの数は、あなたのことを信頼している患者さんの数と同じなのですから。

患者さんから休日・夜間も薬の相談に応じることができる

患者さんと薬局外で繋がれることができるのは信頼度が大幅にアップします

あらたか
あらたか

休日や夜間も対応しなければいけないの?という意見もあるでしょう。ここは本人の気持ちしだいです。プライベートを重視する人は無理にかかりつけ薬剤師にならなくでもOKです。

患者から24時間相談に応じる体制をとり、開局時間外の連絡先を伝えるとともに、勤務表を作成して患者に渡すこと。この場合において、当該薬局のかかりつけ薬剤師以外の別の保険薬剤師が相談等にに対応する場合があるときは、その旨を患者にあらかじめ説明するとともに、当該保険薬剤師の連絡先を患者に伝えることにより、当該薬局の別の保険薬剤師が対応しても差し支えない。

一般的な薬局・ドラッグストアでは薬局長や店長が代表して携帯電話を持ったり、順番で携帯電話を休日に持ったりするので、毎日患者さんから電話がかかってきてその対応に追われることはありませんので安心してください。

そもそも休日や夜間に電話がかかってくることは多くはありません

毎回、自分で投薬することができる

患者さんの生涯を通しての健康管理をすることができるようになる

かかりつけ薬剤師になると毎回かかりつけ薬剤師が投薬することになります。

  • 患者さんの病気の経過が時系列でわかるようになります
  • 血液検査などの結果や副作用の有無を忘れずに聞けるようになります
  • 患者さんと親しくなれるので、病気以外の

など毎回同じ薬剤師が投薬するメリットは沢山あります。

自身の薬学的知識のスキルアップにつながる

資格を取るには結構なボリュームの研修を受けなければなりません。研修を受けるだけである程度の基礎知識が身につきます。

研修認定薬剤師のデメリット

研修認定薬剤師は薬剤師にとってのデメリットはほとんどない

デメリットは特にありませんが、強いてあげるとすれば

  • お金がかかる
  • 3年ごとに更新があるので、継続して勉強しなければならない(毎年5単位は必須)

新規申請の時に11,000円(税込)かかります。更新の際にも11,000円(税込)かかりますので、3年に1回の更新料がかかります。また、e-ラーニングを受講する場合は、別途で受講料もかかります。普通に働いている薬剤師であれば苦にならない金額です。

毎年、最低5単位は受講しなくてはいけませんので、研修認定薬剤師の資格を維持するためには、ずっと勉強が必要です。しかし、研修認定薬剤師でなくても薬剤師であれば一生をかけて勉強し続けなければいけませんので苦になることはないでしょう。

あらたか
あらたか

薬剤師にとって認定研修薬剤師はメリットの方が大きいことは間違いありません。かかりつけ薬剤師になるには、薬剤師として3年以上の経験が必要です。新人薬剤師は気楽に考えましょう。

研修認定薬剤師になる方法

研修認定薬剤師になる方法
あらたか
あらたか

2022年4月より薬剤師手帳は販売終了に。かわりにPECS(薬剤師研修・認定電子システム)を使って申請するように変わりました。

受講シールを売る輩がいたからですね・・・PECSで申請するのにはe-ラーニングが便利です。

  1. PECSに登録
  2. 40単位分の研修を受ける
  3. 研修認定薬剤師の申請をする

1、PECSに登録する

こちらのページから登録できます。サクッと登録しちゃいましょう。

2、研修を受ける

リアルで集合研修を受けていると3〜4年かかってしまいますのでオンラインの研修でさっさと単位を取得しましょう。2〜3ヶ月くらいかかりますが、かかりつけ薬剤師になるには同じ薬局で1年以上働かないとなれませんので少し時間がかかっても大丈夫です。

3、研修認定薬剤師の申請をする

こちらに申請方法が書いてありますので単位が取れたらすぐに申請しましょう。受理されるまでに2週間くらいかかります。

研修認定薬剤師が取れたら

かかりつけ薬剤師になる条件
1、地域活動への参加
2、薬剤師としての勤務経験が3年以上

1、地域活動への参加

地域活動への参加って何?と思う方も多いでしょう。具体的には薬剤師会が行なっている休日当番への参加が一番簡単です。薬剤師会に問い合わせて、休日当番を行なっているかを確認してみましょう。薬剤師会の会員数や休日当番の回数によって1年間に回ってくる回数が違いますが、東京都内であれば1年間に2〜3回がメジャーです。

2、薬剤師としての勤務経験が3年以上

こればっかりは3年経たないといけませんので、待ちましょう。しかし、研修認定薬剤師の新規申請は4年間で40単位を取れば良いことになっています。新人薬剤師は3年間かけてゆっくりと単位を取得していきましょう。

認定実務実習指導薬剤師

認定実務実習指導薬剤師

認定実務実習指導薬剤師のメリット

薬学実習生を受け入れられるようになる

薬局にも収入のメリットがある

薬学実習生の制度が始まって、だいぶ年月が経ちます。認定実務実習指導薬剤師の資格を持っている薬剤師の在籍している薬局でなければ、実習生を受け入れることができません。

もちろん、自身のスキルアップにもつながります。プラスで薬学実習生を受け入れる費用として大学から140,000円ほどの受入料をもらえます。

これも昇級や昇進のプラスアルファの要素になるでしょう。また薬局内の人数が1名増えることもメリットになります。

自身のスキルアップにつながる

後輩を指導することで、自身の人に教えるというスキルがアップします。これは将来、薬局内で主任や薬局長になって部下を指導する時に、ものすごく役立つスキルです。

小さな薬局や店舗数が少ない薬局では、後輩薬剤師が入社せず、ずっと自分が一番下っ端という状況が続くこともあります。そんな状況であれば、薬学実習生を受け入れて自分の指導スキルを磨くことができれば、より良い環境になるでしょう。

あらたか
あらたか

認定実務実習指導薬剤師の資格は、1度とってしまえば一生ものの資格です(更新はありますが、研修を受けるだけです)。取れるチャンスがあれば、応募すると良いでしょう。

転職しても転職先の薬局で薬学実習生を受け入れることができますので、転職の際にも有利になる資格です。

認定実務実習指導薬剤師になる方法

認定実務実習指導薬剤師になる方法
  1. 認定実務実習指導薬剤師養成ワークショップを受ける
  2. 認定実務実習指導薬剤師養成講習会を受ける

ワークショップ(以下WS)薬剤師会経由で申し込むことができます。毎年2〜3月頃に募集がありますので、薬剤師会に問い合わせをしておきましょう。東京都では各薬剤師会の人数の割り振りが1〜2名しか枠がなく狭き門となっています。選考に落ちてしまっても、諦めずに毎年応募しましょう。

WSは学生のSBOsを作成します。自分の時は2日間ほぼ缶詰状態で分単位で講習を受けました。とにかく時間が足りなくてあっという間に1日が終わります。薬局薬剤師だけでなく、病院薬剤師や学校の先生なども参加していますので、この経験は一生の宝物になるでしょう。楽しみにしていてください。

認定実務実習指導薬剤師養成講習会は毎年10月頃に行われます。こちらは個人で申し込みます。講習会はビデオを見てレポートを提出するだけなので簡単です。1日かからずにかからずに終わります。

申し込みはこちらから。

認定実務実習指導薬剤師の資格を取るには、5年以上の薬剤師としての経験が条件としてあります。新人薬剤師の方は取れませんが、5年間の間に自己研鑽を積んでおきましょう。WSも運が悪いとなかなか参加できませんので、6年目から積極的にWSに応募するのが近道です。

2つの研修が終わったらからこちら申し込みをしましょう。

あらたか
あらたか

WSはなかなか参加できないことがあるので、WSの応募が通ってから講習会を受けます。講習会は期限があって4年間しか有効期限がないからです。

健康サポート薬局研修

健康サポート薬局の認定を受けることができるようになる

健康サポート薬局研修は研修を終えると、自身の働いている薬局を健康サポート薬局に認定することができるようになります。しかし、現時点(2022年8月)で健康サポート薬局の認定を受けても、残念ながら収入面ではメリットがありません。

健康サポート薬局のリストには乗りますが、まだまだ健康サポート薬局自体が認知されていないため、患者さんにとっては「健康サポート薬局ってなに?」という状態です。このあたりは薬剤師会に頑張ってもらって認知を高めてもらう以外にありませんので、一薬剤師の力ではどうにもなりません。

しかし、健康サポート薬局をとっている薬局には「健康サポート薬局研修を受けた薬剤師が在籍していないといけない」ため需要はあります。

あらたか
あらたか

健康サポート薬局研修はいろいろな団体が行なっていて、それぞれで料金が違います。安価なのは薬剤師会が行なっているものなので、資格を取りたい方は問い合わせてみると良いでしょう

まとめ

まとめ

資格はとっておいて損はない

  • 研修認定薬剤師=かかりつけ薬剤師
  • 認定実務実習指導薬剤師=薬学実習生の受け入れ
  • 健康サポート薬局研修=健保サポート薬局の認定を受けるのに必要
あらたか
あらたか

どの資格も昇給や転職時に有利になる資格です。年収アップを目指す薬剤師はぜひ資格を取るのにチャレンジして、年収アップを目指していきましょう!

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